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島の医療 2025年10月08日

様々な周産期医療・婦人科疾患を学べたのは本土と離島の豊富な医療経験から/長崎県対馬病院 産婦人科 山内祐樹

※過去投稿の再掲載です

長崎県対馬病院産婦人科の山内祐樹です。
出身は長崎県西彼杵郡時津町で長崎北陽台高校から北九州予備校を経由し長崎大学医学部医学科を卒業後、長崎医療センターで初期研修を2年、産婦人科専修医として1年トレーニングを積んでから対馬で働いています。
2017年11月現在で対馬6年目になります。医師9年目(産婦人科7年目)となり、後輩の小屋松加奈子先生、上級医に原浩一先生(佐賀県出身の自治医大S61年卒)とともに3人で対馬の周産期医療と婦人科疾患でお悩みの方を診ています。
産婦人科は長崎医療センターの関連病院なので産婦人科専門医が卒後6年目(産婦人科4年目)で取得が可能です。
また、長崎医療センターは産婦人科医が主役の漫画「コウノドリ」が勤務している聖ペルソナ総合医療センターのようにハイリスク妊婦があつまる総合周産期母子医療センターで、この1年間で周産期のハイリスク症例や子宮頸がんや体がん。卵巣がんなどの悪性腫瘍の治療や管理を学ぶことができました。対馬では周産期・腫瘍だけでなく、不妊や女性のヘルスケア全般を主訴に患者さんが来られるので長崎医療センターのような3次医療機関(搬送を受ける側)と対馬病院のような1次〜2次をカバーする病院(搬送をする側)を経験して初めて1人前の産婦人科医になれたかなという実感があります(まだまだ発展途上ですが)。
対馬に来てから3人子どもが生まれ、3人とも自分の手で取り上げることができました。時間外の対応は当番制で病院に拘束される日数は1ヶ月の3〜5割と比較的多いですが、月に1度は島外に出て家族サービスや学会参加ができており、毎年学会発表や論文投稿、ALSO(Advaced Life Support in Obstetrics)インストラクターキャンディデイトとして活動できています。現在は病院外に出て、新生児蘇生法の講習会を救急隊員向けに実施したり、命の大切さ・性教育についての講演を島内の中高生、養護教諭向けに無償で行うこともはじめました。責任は伴いますが島民のために、島で生まれる子どもたちのためにできることを自由に活動できています。
自分たちが対応できない場合は島外におまかせするしかないので、できるかぎり島内完結を目指しながら難しい症例は紹介する(ときにはヘリコプター搬送する)ことをやっており、その判断はいつも難しいですがやりがいを持って仕事をしています。
仕事が終われば家族と団らんの時間も持てています。
産婦人科を目指すだけでなく、産科や婦人科に協力をしたい家庭医、プライマリケア医志望の先生も一緒に仕事ができたらと思っています。見学も随時受け付けておりますので一緒に仕事をしてみませんか。
島だからこそ見える医療がここにある

長崎県離島医療医師の会(もくせい会)では
多くの医師が活躍しています

長崎の離島医療を担う若手を育成する医師、総合医や専門医として情熱を持って医療を実践する医師、また、豊かな自然や人の優しさのある環境でやりがいを感じている医師など、長崎県離島医療医師の会(もくせい会)では多くの医師が活躍しています。

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